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資料2−1
清潔
<概念>
人間に欠かせない基本的ニード、基本的生活習慣である。
病気により、そのニードを自分で満たすことができなくなるそのため、清潔の援助は欠かせない。
清拭は、温湯や石けんを用いて、身体の清潔を保つ一つの方法である。生理的、心理的意義が大きく、清潔援助に伴うコミュニケーション効果も期待され、看護の観察手段としての効果もある。
<目的>
1. 皮膚表面に付着している垢や汗の成分、感染源となる物質等を拭き取り、全身を清潔にする。
2. 皮膚を刺激し、摩擦することにより血液循環を良好にし、筋肉や内臓の働きにもよい影響を与え、心身を爽快にする。
3. 悪臭やかゆみを防ぐ。
4. 筋肉を適度に刺激することにより、筋の萎縮を予防し、皮膚の抵抗力をつける。
5. 同一体位(臥床)による疲労、圧迫、熱、湿気などからくる身体的苦痛や不快を除去する。
6. 全身の皮膚の状態及び一般状態を自然のうちに観察する。
7. 比較的長い時間、個人的にケアするので患者の心理的、感情的な状態を観察する。
8. 患者とのよい人間関係をつくり、生活指導のよい機会とする。
<方法>
資料2−2参照

 

 

 

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